アジア最大規模のECプラットフォームとして人気を博している「Coupang(クーパン)」。
Coupangは、越境ECで物販をはじめたいけれど、欧米向けに出品するのは抵抗があるという人からも注目されています。
そんなCoupangで商品を販売するうえで、価格設定と同じくらい頭を悩ませるのが「送料」です。
海外への発送は、安すぎれば赤字になりますし、高すぎれば商品が売れなくなる、というジレンマがあります。
そして、どのくらいで送料設定すればいいのかわからないまま、なんとなく送料を設定してしまい、利益が思うように得られないケースも少なくありません。
せっかくCoupangを運用するのなら、送料で損はしたくないですよね。
そこで、この記事ではCoupangの出品者として損をしない「送料設定の考え方」と、具体的な設定方法について解説します。
送料を決める前に知っておくべきこと

Coupangの送料設定には、いくつか基本となるルールがあります。
送料はセラーが自分で設定する
前提として、Coupangには一律の送料というものは存在しません。
送料は、発送方法や配送先の国に応じて、出品者自身が個別に設定しなければいけません。
送料は「実費」で考えるのが基本
送料で利益を上乗せしようとすると、「送料が高すぎる」と敬遠されて、売れるチャンスを逃してしまいます。
送料はあくまで「商品を届けるために実際にかかる費用(実費)」。
利益を載せるために使うのではなく、商品そのものの価格で利益を確保するようにしましょう。
損しないための送料計算 3つのステップ
「実費」はどのように計算すれば良いのかについて、3つのステップで解説します。
発送方法を決める
まず、どの配送サービスを利用するかを決めます。
日本郵便(国際eパケット、EMSなど)は比較的安価ですが、補償額に上限があります。
クーリエ便(DHL、FedExなど)は高額になりがちですが、配送が速く、追跡も正確に行えます。
高額商品は補償のしかkりしたクーリエ便、低価格の商品は日本郵便というように、扱う商品の価格帯に合わせて、利用する発送方法を決めておくとよいでしょう。
梱包後の「重さ」と「サイズ」を測る
送料は、商品本体の重さではなく、梱包材を含めた総重量で決まります。
クーリエ便の場合は、実際の重量ではなく、荷物のサイズによる容積重量で計算される場合もあるので注意が必要です。
出品したい商品をダンボールや緩衝材を使って梱包し、その状態での「重さ」と「縦・横・高さのサイズ」を測りましょう。
配送料金を調べる
配送サービスの公式サイトで、測った重さとサイズを基に、Coupangの発送先(韓国、台湾など)への配送料金を調べます。
このとき、梱包に使うダンボールや緩衝材の費用も上乗せして送料の「実費」として計算しておくと、より正確になります。
Coupangでの送料設定の手順
実際にかかる送料の目安がわかったら、Coupangのセラー画面「WING」で送料を設定します。
送料テンプレート(Shipping Policies)を作成する
WINGでは、「送料テンプレート」で発送先の地域ごとに送料を登録できます。
「韓国向け」「台湾向け」といったテンプレートを作成し、それぞれに先ほど計算した送料を入力しましょう。
商品登録時にテンプレートを適用する
あとは、商品を出品する際に、その商品に合った送料テンプレートを選択すれば設定は完了。
一度テンプレートを作ってしまえば、出品するたびに送料を計算する手間が省けるので効率的です。
送料設定でライバルと差をつけよう
今回は、Coupangで損をしないための送料設定の考え方と、その手順について解説しました。
- 送料は、梱包後の重さとサイズから「実費」を正確に計算するのが基本
- 送料設定で利益を出そうとすると、商品は売れにくくなる
- セラー画面で「送料テンプレート」を作成しておくと、出品作業がスムーズになる
送料設定と聞くと面倒に感じるかもしれませんが、この作業もまた「売れるセラー」になるための大事な一歩。
韓国や台湾への送料を調べ、損失がでない設定を行うよう心掛けてくださいね。
越境ECの運用方法について詳しく知りたい、相談したいという人は、物販ステーション@じんこまのコンサルも活用してみてはいかがでしょう?
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