アジア向けの越境ECとして近年注目されているのが、韓国で最大規模を誇るECプラットフォームの「Coupang(クーパン)」。
欧米に販売するよりも距離が近く、送料も抑えられるということもあり、日本人セラーから人気を博しています。
そんなCoupangで物販をはじめてみたいけれど、新しいプラットフォームで販売をはじめるのに「手数料」が気になって躊躇してしまうという人も多いのではないでしょうか?
「登録料は?月額費用は?」
「売れたらいくら引かれるの?」
このように、利益に直結する以上、コストに関する不安を覚えるのは仕方のないことといえるでしょう。
そこで、この記事ではCoupangの販売手数料の料金体系と、利益を計算するための注意点について解説します。
Coupangは初期費用・月額費用が無料

Coupangでセラーとして販売をはじめる場合、アカウントの登録料やストア維持費といった固定費はかかりません。
商品が売れるまでは1円もかからない「成功報酬型」のシステムなので、「とりあえず登録して出品してみる」というお試し出品も可能です。
販売手数料は「カテゴリ別」で異なる
Coupangの手数料の特徴として、販売手数料が一律ではなく、商品のカテゴリによって料率が異なる点が挙げられます。
料率は約5%から11%の範囲で設定されており、どのカテゴリの商品を売るかどうかで、引かれる手数料が変わります。
主なカテゴリの手数料一覧
以下は、代表的なカテゴリの手数料の目安です。
(※税抜、出品時には必ず公式サイトで最新の料率を確認してください)
ファッション・雑貨
約10.5%
コスメ・美容
約9.6%
スポーツ・レジャー・カー用品
約10.8%
ベビー・キッズ用品
約10.0%
家電・デジタル機器
約7.8%
本・CD
約10.8%
このように、カテゴリによって手数料に数パーセントの差があることがわかります。
詳しい料率を知りたい人は、公式のこちらのページでチェックしてみてください。
利益計算の方法
では、実際に商品が売れたとき、手元にはいくら残るのでしょうか。
1万円のファッション雑貨が売れた場合
例えば、1万円のファッション雑貨(手数料10.8%)が売れたとします。
Coupangに支払う販売手数料は、
10,000円 × 10.5% = 1,050円
です。
あなたの売上は、
10,000円(販売価格) – 1,050円(手数料) = 8,950円
となります。
この8,950円から、送料や仕入れ値を引いた額が、あなたの最終的な利益です。
手数料以外に知っておくべきこと
Coupangの手数料自体はシンプルですが、利益を確定するまでに考慮しておきたい点もあります。
手数料は「商品価格」にのみかかる
販売手数料は、送料を含まない商品本体の価格に対してのみ計算されます。
送料設定で赤字を出さないように注意しましょう。
売上金の受け取りは月に一度
Coupangからの売上金は、月に一度など、決められたサイクルでまとめて支払われます。
また、売上金は海外送金サービスのPayoneerを通じて受け取るため、サービス所定の受け取り手数料や為替手数料が別途発生する場合があります。
自分のカテゴリの手数料を把握して、販売計画を立てよう
今回は、Coupangの販売手数料について解説しました。
- 初期費用や月額費用は無料で、リスクなく始められる
- 販売手数料はカテゴリによって異なり、約5%から11%が目安
- 手数料以外に、売上金を受け取る際の決済サービス手数料も考慮する必要がある
Coupangの料金体系は、セラーにとってわかりやすく挑戦しやすい設定です。
利益をきちんと得るためにも、まずは、販売したい商品のカテゴリの手数料を確認し、具体的な利益計算をしてみるところからはじめてみてください。
越境ECの具体的な運用方法についてより詳しく知りたい場合は、物販ステーション@じんこまのコンサルを検討してみてはいかがでしょう?
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